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about

山梨大学医学部の前身である山梨医科大学が創立した時、ある楽器経験者が言った。

「オーケストラをやろう!」

その声で初心者から経験者までが集まって作ったのがこの交響楽団である。

 

 当時は楽器の数も少なく初心者と経験者との間には大変な差があったが、学校からの融資と部員の熱意によってなんとか形になっていった。

 その頃はストリートミュージシャンのように小さな祭りなどあったときに勝手に出現して道路のような所で演奏していたそうである。そのうち「自分たちの定期演奏会をやろう!」という情熱が高まってきた。しかし、大きな一つの問題点があった。指揮者をどうするか?ということである。当時の人たちは悩んだが、当時音楽監督をしていた窪田良雄先生の「今はまだプロを呼ぶよりは自分たちでやった方がいい」との一言で学生指揮がスタートしたのである。学生指揮は技術が未熟なことに加え、同じ目線で物が言える部員がやっているということで奏者と指揮者との葛藤はいつの時代もたえず存在したが、そういうことを学生達で乗り越えていくにだんだんそれが自分たちの誇りとなっていったのである。 

 

私たち山梨大学医学部交響楽団は総勢60名を超えるオーケストラです。楽器経験のなかった団員も多くいる、いわば素人集団であり、音楽的に未熟な面も多々あります。しかし、皆で作り上げる音楽、情熱はどのオーケストラにも引けをとらないつもりです。


現在の定期演奏会は毎年10月、さらに2004年からはスプリングコンサートを開催し、年2回の演奏会を当時と変わらない情熱で演奏しています。この情熱を演奏会にご来場いただいた皆様と分かち合えることを楽しみにしながら日々の練習を重ね、より良い音楽作りを目指して頑張っております。


また、山梨大学医学部付属病院でのミニコンサートをはじめとし、依頼を受けて様々な場での各種アンサンブルや、山梨大学の卒業式または入学式における記念演奏も行っております。

是非、私たちの演奏会にご来場ください。

 
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